放課後、私はお兄ちゃんと帰るため、下駄箱で待っていた。



「ねぇ、君可愛いね。よかったら、俺達と遊ばない?」(荒井)

「え?でも・・・・・・」

「いいじゃん、あっ、俺は荒井、こいつらは林と池田」

「おい、こいつらは酷いじゃないか、荒井!俺達2年なんだ。君1年生だよね?」(林)

私は言葉は出さずに、ただ頷いていた。

「しかも、俺達テニス部なんだぜ。テニスやってる人ってカッコいいと思わない?」(池田)

「えっ、テニス部って・・・・・・・」


「おい、お前達何をしている?」

「えっ?あ、ぶ・部長!!」

「「「チーッス」」」

「で、女生徒に絡んで何をしていた?」

「今は部活じゃないから、別にいいじゃないっすか・・・・・」

「「そうっすよ」」

「そうだが、こいつ・・・・・いや、妹に手を出すなんてな・・・・」

「「「い・妹????」」」

「なんだ?俺に妹がいてはいけないのか?」

「「「いいえ、失礼しました」」」

そういって、彼らは去っていった。




「大丈夫か?」

「うん、大丈夫。いきなり声かけてきたからビックリはしたけど・・・・」

「それは大変だったね。でも、 onpuちゃんが可愛いから声かけてきたんだね、荒井達」

「ふ・不二先輩///いつの間に・・・・・」

「ん?さっきからいたけど・・・・・ほら、英二たちも来たよ」

俺達は後ろを振り向くと約4人の生徒が近づいてきた。




「手塚、不二からは聞いていたが本当に妹がいたんだな」(大石)

「ホント、ビックリだにゃ〜、でも可愛いにゃ!」(菊丸)

「大石、菊丸・・・・・・それに河村、乾・・・・・そんなにおかしいことなのか?」

「いや、そんなことないよ。」(河村)

「新しいデータがはいった」(乾)

俺がため息をついていると、 onpuが問いかけてきた。

「お兄ちゃん、この人たちは??」

「同じテニス部の仲間だ。」

「しかも、ここにいる全員レギュラーなんだよ、後2人いるけどね」(不二)

「そうなんですか?凄いですね・・・・初めまして、手塚 onpuです。よろしくお願いします」

「よろしく。俺は大石秀一郎(しかし可愛いな)」

「俺は河村隆。よろしくね(本当に可愛い)」

「俺は乾貞治。よろしくな。データの方も取らせてもらうよ(データの取りがいがある)」

「えっ?データ・・・・・・・」

「乾〜! onpuちゃん、困ってんじゃん!俺、菊丸英二、よろしくにゃ〜」

「キャっ///」

onpuの声に俺達が振り向くと、菊丸が onpuに抱きついていた。

「き・菊丸先輩///」

「気にしない、気にしない、スキンシップだよ」

「「「「「英二!!(菊丸!!)」」」」」

「英二・・・・・僕の onpuちゃんから離れてよ」(開眼)

「う・・・・・別にいいじゃん!(なにもこんな時に開眼するなんて・・・・)」

「英二も不二もやめないか! onpuちゃんが困ってるだろ!(それにしても羨ましい)」(大石)

「とにかく英二は、 onpuちゃんから離れようね」(河村)

「それにしても onpuちゃんは、手塚に比べて表情が豊かだね」(乾)

「あっ、それよく言われますよ」

「俺はそんなに表情が堅いのか・・・・?」

「お兄ちゃん、自覚なかったの・・・・・?」

「「「「「ぷっ!」」」」」」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「でも、本当に可愛いね、 onpuちゃん」
俺が黙ってると、不二が onpuの頬にキスをしていた。

「///ふ・不二先輩///」

「顔が赤くなっちゃってますます可愛いよ」

「「「「「(不二〜〜〜〜!!)」」」」」

「不二、明日の朝練でグランド50週だ!もちろん、菊丸もだ」

「「「「「(50週で抱きつき&キスがOKなのか??)」」」」」



「帰るぞ! onpuっ!」

「うん。では、また明日」

「「「「「また明日・・・・・」」」」」


このとき6人はこう思っていた
(絶対僕のものにしてあげる>不二)
(本当に可愛かった・・・・>大石)
(またあの笑顔が見たい>河村)
(いいデータが入った・・・・それに気に入ったしな>乾)
( onpuちゃん可愛かったにゃ、またギュ〜ッてしたいにゃ>菊丸)
( onpuは絶対誰にも渡さん!!全員下心丸見えだ!>手塚)

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